激闘TOEIC
こんにちは、今回は編入試験で必要なTOEIC対策のことを書こうと思います。
受験校(全て合格)
・九州大学 経済学部 経済工学科
・豊橋技術科学大学 GAC一般
質問等あれば
Twitter ID :asitanowadaiwa
あくまでTOEIC対策なので、「そんなんじゃ英語力はつかない」、「TOEICなんか意味ない」とかいう意見は受け付けていません。
編入試験一年前(4年7月)の時点でTOEICのスコアが300程度しかなく、そこから半年間死に物狂いでTOEIC対策をし、編入の人権スコアである700を獲得するまでの体験記になります。
すでに800以上のスコアがある人、もうTOEICの勉強スタイルを自分で確立させている人は読む必要は全くありません。
編入試験があるのにTOEICがめちゃくちゃ低い、具体的になにをすればいいのかわからない、英語大っ嫌い、というような人の少しでも助けになれればと思っています。
自分と同じことをすれば絶対に700は超えられると思います。
必要なのは気合と時間だけです。
~3年12月~
TOEIC IPを受け335というごみスコアをとりました
~4年7月~
そろそろ編入意識しないとなーと思いながら学校で何もせずにTOEICIPを受け430点でした。言い訳ですが、この時点で編入を意識して勉強しているクラスメイトがだれ一人おらず、まわりも似たようなスコアだったので全く危機感がありませんでした。
さすがに反省し、夏休みは1日10時間TOEIC対策をすると決めました。
~4年夏休み~
1日10時間TOEICの勉強をすると決めたものの、これまでにほとんど勉強してこなかった人間がいきなり10時間勉強するのはかなり無理がありました。何度も心が折れそうになりましたが気合と根性でなんとか踏ん張りました。
夏休み最初の一週間(単語写経5時間+音読5時間)
まずはおなじみ金のフレーズを覚えようと決め、一日5時間程使ってひたすら写経しながら声に出して覚えていました。ほとんど何も考えずにただひたすら単語と日本語訳を紙に書きなぐりました。一通り写経が終わったあとは、金フレを赤シートで隠してひたすら周回していました。
ただひたすら書くという勉強法を推奨している人はいないと思います。むしろ書くだけはよくないという人が多いと思いますが、個人的には頭に強烈に刻み込まれるためお勧めです。ひたすら書くだけならだれにでもできると思います。ただ手がものすごく疲れます。決して効率のいい覚え方ではありませんが確実に覚えられます。
残りの5時間では公式問題集の音読を行いましたオーディオブックというアプリで公式問題集の音声を聞くことができるのでPart3、4の文章をリピート再生にして公式問題集のスクリプトをみながら無心で音読(音声の追いかけ読み)を行いました。だいたいひとつの文章を1時間ほど読み続けていました。20分ぐらいすると慣れてくるので慣れてからはスクリプトを見ずにやっていました(シャドーイング)。
同じ文章を1時間ほど読み続けるのでめちゃくちゃしんどいです。飽きるわ喉は渇くわで本当に辛かったです。気合と根性で耐えましょう。毎日続ければ嫌でも耳が英語に慣れます。
夏休み中盤以降(金フレ通し読み1時間+音読5時間+でる1000問4時間)
だいたい一週間あれば写経が全部終わるのでそこからは毎日欠かさずに金フレを赤シートで隠して通し読みしていました。一時間ぐらいかかります。
音読は上に書いたこと同様のことを毎日やりました。
文法知識が皆無だったのででる1000問というTOEICPart5に特化した参考書をゴリゴリ解き進めて文法知識を付けるとともにPart5対策をしました。この本は何週もしてください。後半の方はPart5のみの模試がついているので1セット(30問)を10分で解く練習をしました。これはTOEICでスコアを上げるためにはすごく重要です。Part5を10分で片付けられれば自然とスコアは上がります。
知らない単語が出てきたら別のノートにまとめて、ある程度溜まったら写経で消化してました。
夏休み後半(金フレ通し読み1時間+音読5時間+初心者特急Part1&2、直前の技術)
でる1000問をひと段落させた後は金フレと音読は変わらず続け、Part12対策の本を買って一周やりました。夏休み最後の方に公開テストがあったので、直前の技術という本も一周してTOEICテクニックも頭に入れました。
長文対策を全くせずに初めて公開テストを受けました。
音読が効いたのか、これまで呪文にしか聞こえなかったリスニングがかなり聞き取れるようになっており、いける!と調子に乗りその勢いでリーディングも解き進めました。かなりスピードを意識したおかげで192まで解き、後は塗り絵でした。
結果は630点(L355:R275)でした。夏休み死に物狂いでやった結果、1か月で200点UPし、自信がついたと同時にがんばってよかったと思いました。
この夏休みで忍耐力が付き、この忍耐力のおかげで編入試験も乗り切れたと思っています。ガチで気合が大事です。
~4年10月~
学校が始まってからは今までやってなかった長文対策を中心にやりました。
精選模試リーディング1というのを買ってやりました。リーディングのみ100問が5セットついているのでリーディング対策にはうってつけです。公式問題集よりはかなり難易度が高くなっていますが、難しい問題に慣れておけば本番やりやすいと思います。
1セット解き、解説を見ながら知らない表現や単語をチェックし何度も繰り返し読む練習をしました。大事なので丁寧にやりましょう。
公式問題集は本番よりも簡単か同程度だと思います。
この時点で金フレの単語はコラム欄、多義語、巻末のセットフレーズも含めて完璧に頭に入っていたため単語の勉強は週に1度やるかやらないか程度にしました。
音読は変わらずに続けました。
10月公開テスト 680点(L355:R325)
他にも読解特急という本や金のセンテンスも呼んでいましたが正直優先度は低いです
~11月以降~
次で絶対に700仕留めるぞと思い、黒のフレーズというのを写経で頭に叩き込みました。あとは精選模試リーディング1、でる1000問を周回し、音読も続けました。
その後は抽選に外れ続け、次は1月に公開テストを受けることになりました。
そして1月10日、ここで確実にTOEICを終わらせ、数学にシフトすると決めていました。
ところが当日の朝起きるととんでもない大雪でTOEICがまさかの中止になりました。
前日に初めてやった公式問題集5のリスニングで90/100という結果を出し、仕上がった状態からの中止は精神的ダメージが大きく一日寝込みました。
ということでTOEICは2月まで続きます。
かなりへこみましたが、1日で立ち直りTOEIC対策を再開しました。
精選模試リーディング1はもう読み飽きたため、精選模試リーディング3を買いました。3と1では難易度にすごく差があります。3はマジで難しいです、解けなくてもへこまないでいいです。
暇なときに基本例文990選というやつの音読もしていました。この本はかなりお勧めです。
公式問題集の音読も飽きたので精選模試リスニング3の音読に切り替えました。
こちらも公式問題集よりだいぶ難しいです。
こんな感じでかなり長引きましたが2月末の公開テストで無事735点(L365R370)を取得し、春休みから数学にシフトすることができました。
何故かそのあとにノー勉でうけた公開テストで770に上がり、これを提出しました。
ごちゃごちゃ長くなりましたが、音読とシャドーイングを続けるのが一番力になったと思っています。音読は何も考えずにできるので自分みたいな脳筋に特におすすめです。辛い時、心折れそうなときでも音読だけは毎日続けましょう。
パートごとにまとめると
Part 1&2 精選模試で練習
part 3&4 音読、シャドーイング
Part 5 でる1000問
Part6&7 精選模試で練習
これからTOEICやらなきゃだけど英語苦手だし何したらいいかわからない、という人は上に書いたことを真似してみてください。高専4年になるまで英語を全くやらず、英検2級に2回落ちた自分でも700点台まで何とか持っていくことができました。本当に必要なのは気合と根性です。
肝心な英語力はほとんど付いていないのでとりあえず見かけのTOEICの点数が必要、という人の助けになれればと思っています。
気合で乗り切りましょう、応援しています。
最後に参考書についてまとめておきます
★★★★★ 神
・金のフレーズ 何が何でも覚えましょう
・でる1000問 周回必須
・公式問題集
音読に最適、但し問題練習には不向き、前日に初見のやつをといてシミュレーション
・精選模試リーディング1 問題練習に最適
・精選模試リスニング3 音読に最適、問題練習にも最適
★★★★ おすすめ
・基本例文990
TOEICに出るような例文がまとまっているので暇なときに読んで訳し方とかを頭に叩き込めるのでお勧め
・精選模試リーディング3 難易度はオーバーキルだが練習に◎
★★★ 一周だけでよい
・直前の技術 一周だけやればOK
・1駅1題 読解特急 長文練習になるが、精選模試リーディングの方が◎
・初心者特急Part1&2 一周だけでよい
★★ 微妙
・ゼロからスコアが稼げるドリル 簡単すぎる
・金のセンテンス やり方がいまいちわからない
・文法特急 でる1000問でいい
・黒のフレーズ オーバーキル
★ やって後悔
・究極ゼミシリーズ
問題形式が本番と違い、リスニングのスピードも本番より遅い、ひたすらだるい